今日は、IES流のサブスク研修についてのお話です。

最近、「サブスク」という言葉をよく耳にしますが、Subscription(予約購読、定額制)の略のようです。昔からこの言葉は知っていましたが、個人的には新聞や雑誌の定期購読のイメージが強いのですが、最近は様々な定額制サービスがあるようですね。一定の金額を納めて自由にそのサービスを利用できるという仕組みは、今の時代にあっているのかもしれません。

ある企業の担当者様から、「全社的に語学力と英語コミュニケーション力、異文化対応力をアップさせるための効果的な方法には、どんなものがありますか?なるべく費用は抑えつつ、インパクトのある研修を企画したいんです。」とご相談いただきました。

こちらの企業は、豊かなコミュニケーションを通してお客様との信頼関係を築きたい、という強い思いがあり、それは英語であっても同じように大切にしたいことだとおっしゃっていました。単に語学力アップを図るだけではなく、自社のグローバルビジネスにおける英語コミュニケーション問題の解決に直結し、なおかつ社員の継続的な学習へのモチベーションアップを図れるものを!というよくばりリクエストに、頭をフル回転させて企画しました。

「インパクトのある研修」というキーワードをいただいたので、『年間駐在型研修』という少しめずらしいもの提案させていただきました。専任のネイティブ講師が月曜から金曜まで毎日、専用の会議室を英会話教室として使わせていただき、様々なクラスを受講することのできる、IES流のサブスクリプションサービスです。

これまでこの企業様においては、講師派遣型の英語研修で、複数の講師が多くのクラスを担当しており、レッスンの質や研修管理面や費用面でもまだまだ改善の余地がある状況でした。これら複数の課題を解決するアプローチとして、年間駐在型研修プログラムの導入につながりました。月々定額で、設定された時間内であれば自由にレッスンをデザインすることができるので、英語、英語コミュニケーション力、異文化対応力など複数のことに特化した研修を組むことが叶いました。

1名の専任講師が担当することで、この企業の社員の皆さまが遭遇する様々なビジネスシーンを把握した状態でどの研修も行えるので、不要な回り道をせずに、実践的な教材作成、ロールプレイ、ビジネスシミュレーションに取り組むことができました。本当に必要なビジネスコミュニケーションスキルを短期間で習得できると評判になり、受講者数はどんどん増えていきました。また、成果測定のテストも一般的な英語力を測るものではなく、自社のグローバルビジネス対応に必要なことに絞ったテストを開発したことで、目標設定をしやすくなり、成果が見やすくなったことも好評でした。よくある格安オンライン英会話レッスンは、個人の趣味・自己啓発として取り組めるものですが、会社主催の研修は、業務に関連した内容で共通の目的や目標をもって取り組める仲間もいるので、学習継続のモチベーション維持にもつながったようでした。

このプログラムにご参加いただいた受講者の皆さまから、以下のようなお声をいただいたので、紹介させていただきます。

「(製造部門の、英語が苦手な社員様より)自社専任のネイティブ講師は、毎回の自己紹介や様々な説明を英語でしなければいけないというプレッシャーがないので、研修参加における心のハードルが下がり、参加意欲、学習意欲が増した。」

「自分の語学力向上の過程を、人間味あふれるネイティブ講師が身近な存在として見守ってリードしてくれることで、これまでなかなか継続できなかった英語学習を習慣化することができて本当にありがたいです。」

「自己啓発で取り組んでいる格安のオンライン英会話とは違い、自社のビジネスに特化した内容と状況設定で英語コミュニケーションの練習ができるのが大きな魅力です。」

「自分の成長を、一貫して専任の講師やスタッフがリードしてくれることで、自分に必要なビジネス英語コミュニケーションの上達に必要なことが明確になり、課題意識を持って研修に取り組めるようになって良かったです。」

定期的にネイティブ講師と交流をすることにより、着実に英語コミュニケーション力、異文化対応力に自信を身に着けていただくことができ、皆さまの表情の変化を見ることができました。

担当者様が狙っていた研修効果は十分に実感していただけ、費用対効果においても、年間約200名近くの社員が目的別・レベル別の英語研修を利用することができるため、コストパフォーマンスが非常に高いと大変満足していただけました。