ブレンディッドラーニング(Blended Learning)という学習方法をご存知でしょうか。今回は、IESでも実施しているこちらの学習方法についてご紹介したいと思います。
企業向け研修のコンサルティングをしていると「研修の効率化を図るにはどうすれば良いか」という相談をよく受けます。業務で多忙な社員に対して、より効率的かつ高い効果が望める研修を組みたい、というご要望は当然のことですよね。
とあるメーカーの研修担当者様から、「英語中上級レベルの社員に対して、プレゼンテーションやミーティングスキルの集中研修を2 – 3日間で実施しているが、拘束時間が長いためか受講者がなかなか集まらなくて困っている」という相談を受けました。
一般的に、ビジネススキルの英語研修で「基本知識等付与のインプット」と「実践演習のアウトプット」の両方をカバーするには、2 – 3日(12~20時間)程度は確保して研修を組むケースが多いと思います。これは、実際のレッスンの場のみで完結させることが前提となっているためです。
中上級レベルの受講者の多くは、より実践的なトレーニングを期待しています。レッスンの場では講師からのレクチャーを聞くよりも、実際に自身が演習に取り組み、それに対してのフィードバックを講師から受け、改善に努めることを求めています。基本的なコンセプトや重要表現学習はレッスン外でも取り組めるものなので、中上級者にとって知識付与の時間が組み込まれた上記の日数、時間数は長すぎるという印象を持たれるかもしれません。
そこでIESがご提案するのは、ブレンディッドラーニングです。基本知識等は研修前に各人Eラーニング学習システムでインプットしていただき、実際の研修では実践演習をメーンに進めます。IESのEラーニングの特徴は、すべて英語で解説されているということです。そのため、実際の研修の際と同様、英語ビジネススキルを英語で学習することができます。今まで研修当日にレッスン内で聞いていた基本ポイントや表現等をEラーニングで事前に繰り返し学習していただくことで、知識の定着がされた状態で研修をご受講いただけ、より高い研修効果を望むことができます。
Eラーニングの利用期間は3ヶ月あります。研修の事前学習だけでなく事後の復習にも役立てていただくことができるので、担当者様からも、これまでの研修形式よりも研修効果がアップしたという感想をいただきました。また、Eラーニングの構成に関しても、ただ動画を見るだけではなく理解度チェックテストで弱点を把握することができるため、学習を進めやすかったという声も聞かれました。研修企画担当としても、とても嬉しいフィードバックでした。
言語の学習は継続することがとても重要です。インプットとしてのEラーニング学習と、アウトプットとしての実践的な研修の組み合わせで、これまで2 – 3日間に詰め込んでいた学習を、3ヶ月間継続的に取り組んでいただくことにつながりました。さらに継続していただき、学習の習慣化を望めればと思います。
今後も、お客様のお悩みやご要望に寄り添い、課題解決につながる研修プログラムの開発やご提案をしていきたいと思います。
最後に補足として、IESのEラーニングプログラムについて以下にまとめさせていただきます。
<特徴>
- 英語ビジネススキルを英語で学習
- 理解度チェッククイズで弱点が把握できる
- 集合研修(オンライン含む)の前後に予習・復習ができる
- PC、スマートフォン等マルチデバイス対応可能なため、いつでもどこでも隙間時間を利用して学習ができる
<プログラム一覧>
①プレゼンテーションスキル
②グローバルミーティングスキル
③異文化コミュニケーションスキル
④ビジネスEメールライティングスキル
⑤ロジカルスピーキングスキル
⑥異文化チームビルディングスキル
⑦ウェブミーティングスキル etc…