今回は、『自己学習フォローアップ研修』という、日本人の英語講師が活躍する研修についてご紹介したいと思います。長きにわたってご好評いただいているプログラムの一つですが、ここ最近新たな取り組みをプラスしました。

自己学習フォローアップとは

英語を習得するためには、研修時のみ頑張っても効果は限定的です。1日中英語漬けの研修を何か月も続けるなら別ですが(ちなみに外交官を養成する外国語過程ではそれに近い生活を行いますが、それでも山のような宿題が毎日出ます)、やはり研修で学んだことを自己学習で予習・復習して、初めて「使える」力が定着していきます。そして、このサイクルを一定期間続け、自己学習の方法と習慣が身につけば、研修期間が終了しても自ら学び続けることのできる、自律型人財が育成される、それは研修としては理想的な姿ではないでしょうか。

しかしながら、業務で多忙を極める中、自己学習の時間を捻出することはそれほど容易いことではありませんよね。学生のときのように、口うるさく注意してくれたり引っ張ってくれる先生の存在もなく、自身の選択でやる・やらないを決められてしまうからこそ、なかなか理想とする自己学習のスタイルを続けられない方は多いです。そんな方々が自律型人財へと開花するため、弊社がご提案している研修プログラムが「自己学習フォローアップ」です。

具体的な内容はというと、まず日本人講師が学習者からヒアリングし、「その方にとって」効果的な英語の学習方法をご提案します。さらに、「その方に合った」教材と学習計画を作成し、それに沿って毎日学習を実施していただきます。そして、1~2週間に1回の頻度でフォローアップセッションを行い、自己学習の進捗や内容をチェックする、というサイクルを研修期間中に繰り返します。つまり、「研修の時間だけ」ではなく、「研修から研修の間」の日頃の勉強の進捗もチェックするという、大変手厚いプログラムとなっております。

いやいや、その日頃の学習時間の捻出が大変なんでしょ?というお声が聞こえてきそうです。ここで、先にお伝えした「その方に合った」教材と学習計画ということがお答えになるかと思います。毎日の学習計画は、スキマ時間で無理なくできる分量と時間を設定しており、教材もそういった時間に使用するのに適したものを選定しています。さらに、「日本人講師がフォローアップセッションを行う」ことがミソ。自身が第二外国語として英語を習得してきたからこそ、英語を習得することの難しさ、学習を続けることの難しさをとてもよくわかっています。さらに、弊社の日本人講師はみなとてもパワフルで、人間力の高い面々がそろっています。そんな講師たちが、受講生お一人おひとりと人間関係を築き、レベルや性格に合わせて自己学習の進捗をフォローさせていただいていると、受講生の中から自然に「先生に褒められたいな」「先生を喜ばせたいな」「叱られないように勉強頑張ろう」という気持ちが芽生えてきます。こうなれば研修は成功したも同然。人とのつながりがインセンティブになるという、とても人間的な仕組みを基にしたプログラムなのです。

新たな取り組み

このように書いていると、既にプログラムとしては完成されていて、改善の余地がないのではないかとも思われます。実は私もそう感じていた時期がありましたが、時代の変化に合わせてより良くなる余地はちゃんと残されていました。それが、『アプリの活用によるICT化』です。

同じ研修をグループで受けていても、自己学習自体は孤独な作業です。今までは、忙しくて疲れた日にそれでもなお学習しようと思わせるものは、ご自身の意志以外にありませんでした。塾などの合宿を経験したことのある方ならおわかりいただけるかもしれませんが、もう眠くてつらいな、という時に、同室のあの人がまだ勉強しているなら、自分ももう少しだけ頑張ろうという気持ちになる、ああいったモチベーションを大人になっても持つことが出来れば、忙しくてもつらくても乗り越えられるかもしれないのに。

そんな課題を解決できる可能性があると、弊社と新たにパートナーシップを結んだのが『スタディプラス』というアプリです。

学生さんの間では有名ですが、企業人にもとても有用なこのアプリ。具体的には「学習の進捗管理」と「研修以外でのコミュニケーション手段の確立」、そしてなにより「SNS的な関係性によるモチベーションアップ」という点で、当プログラムをより効果的なものへと進化させるツールとなりました。まず、アプリの中に自身の学習計画が格納されており、毎日指定の時間にリマインダーが起動します。学習実施後の結果入力もでき、どのページを何分やったというかたちで記録を残せます。その学習履歴を事務局が把握し、講師と共有。さらに、学習履歴にはコメントを上げることもできるので、疑問点などを一言添えて入力しておけば、次のセッションの際に講師からしっかりとフォローが受けられます。

また、結果を入力すると、事務局や同じプログラムを受ける同僚から「いいね!」がつくこともあり、これが予想以上にやる気を引き出してくれるのです。「一人じゃない」「同じように頑張っている同志がいる」と思うと、人は頑張れます。こう書いていると、最新の技術を駆使しても、結局はヒトが大事ですね。

トレーニングを必要とするすべての方々に対して、IESは今日もまさに「あの手この手」で成長のお手伝いをさせていただいております。今後も皆様のお力になれるよう、最新のものにもアンテナを張り、より良いプログラムにブラッシュアップしていきたいと思います。大切なものは受け継ぎながら、新たなチャレンジもどんどん続けていこうと思います。