今日は、先日実施した大学での研修事例をご紹介します。

ここ最近、日本への留学生の増加に伴い国際寮を持つ大学も多く、そこでは異文化間のコミュニケーション力が必要なため、弊社の研修を多く取り入れていただいています。

今回は、今年の春に大学職員となった新人職員の方々への研修をご紹介します。

英語が苦手な方や、TOEIC800点を超える方など、英語力は様々です。本研修のご要望は、「英語力の必要性を感じ、英語に対しての苦手意識を無くしてほしい」

新入社員研修では、「英語力」だけではなく「お互いの関係強化や助け合う気持ちを培ってほしい」という、ご担当者様の隠れたニーズがあることが多く、私がデザインする際は、そのような相互協力のワークショップを必ず取り入れます。

そして更に、もう一つ仕掛けを作ります。

「レベルでクラス分けをしない」

“同期”って、仲間でありライバルでもある特別な関係ですよね。同期同士、同じスタートと思っていても、自分よりも英語がペラペラ話せる同期がいたらどうでしょう。頑張りたいと思いませんか?今回はこの微妙な“同期”の関係を大いに活用させていただきました。

新入職員同士、このような場でもないとお互いに英語を聞いたことがないというのが通常よくあります。今回もそうでした。あえて、レベルを分けないことでお互いのレベル差を知り、今後につなげてもらう「行動」を促せます。

結果、大成功!

「すごい。〇〇君、英語すごい話せる!」といったクラスのざわめきが起きたり、「何とか英語で説明できました!伝わるとすごく嬉しいです!」といった頑張りを見ることができました。

ペアにすることでお互いの協力姿勢が見られ、お昼の休憩時間にお互いの学部を英語で調べ合っている光景もあり、担当者様も目を細めておられました。

昨年に続き、2回目のリピートを頂いた研修でしたが、今回も担当者様にも満足していただけました。

IESでは、このように担当者様との打ち合わせを通じて、研修を細かくデザイン、アレンジして実施しております。決まった内容だけではなく、「もっと一人一人に向き合った気づきの多い研修を!」ということでしたら、ぜひIESまでご連絡ください。